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# 第四十三話:選択なき世界
暗闇の塔、
◇
バルザの声が響く。
◇
「よく来た、選ばれる者たちよ」
◇
カイとミラは、
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立ちすくむ。
◇
「君たちが、
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世界をどう変えるか、見せてもらおう」
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塔の壁には、
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複雑な魔法陣が浮かぶ。
◇
「これが、
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バルザの真の計画……」
◇
ミラはつぶやく。
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選択を奪い、
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思考を縛る。
◇
「全ての決定を、
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俺に従わせるつもりか」
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カイの拳が握られる。
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「やらせはしない」
◇
「俺が、
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選ばせる」
◇
塔全体が、
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振動する。
◇
魔法陣が反応し、
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光と闇が交錯する。
◇
「二人の意思を試す!」
◇
バルザが叫ぶ。
◇
空間の歪みが、
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現実をねじ曲げる。
◇
ミラはカイに触れ、
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言葉をかける。
◇
「一緒なら……大丈夫」
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カイはうなずく。
◇
「俺たちは、
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自分たちで選ぶ」
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闇が迫る中、
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二人は手を取り合い、
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立ち向かう。
◇
塔の奥で、
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バルザの目が光る。
◇
「面白い……
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だが、全ては計算通りだ」
◇
選択なき世界の戦いが、
◇
今、始まる。




