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# 第四十二話:失われた区域の真実
街の中心、
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静かすぎる広場。
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かつての区域。
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消えたはずの場所。
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レオンが立っていた。
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目は、
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硬く冷たい。
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「ここだ……」
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ミラは、
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息を飲む。
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「これが……」
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カイは、
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視線を向ける。
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消えた区域には、
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瓦礫も、人も、
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存在しなかった。
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だが、
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空間の歪みが示していた。
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何かが、
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生き残っていることを。
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「……この力は」
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レオンが言う。
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「バルザの技術だ」
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「区域を消すなんて、
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ただの物理的破壊じゃない」
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「ここには、
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選択を奪う魔法が施されている」
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カイの目が光る。
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「なるほど……
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だから俺が選んだんだ」
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ミラが、
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手を握る。
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「まだ、
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戻せる?」
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「努力次第だ」
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二人は、
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瓦礫の中に入り、
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消えた区域の真実を探す。
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背後には、
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レオンの影が迫る。
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かつての仲間が、
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今や敵となったまま。




