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# 第四十一話:心の選択
静寂の中、
◇
ミラは、
◇
立ち尽くしていた。
◇
目の前には、
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カイの背。
◇
街は、
◇
光を取り戻した。
◇
だが、
◇
その影には、
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重圧と孤独が乗っていた。
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「カイ……」
◇
ミラの声は、
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震えていた。
◇
「どうして、
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そんなことを……」
◇
カイは、
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振り返らない。
◇
「選ぶしかなかった」
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「皆の代わりに」
◇
ミラは、
◇
息を呑む。
◇
「でも、
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あなた一人じゃ……」
◇
カイは、
◇
静かに立ち上がり、
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手を差し伸べた。
◇
「だから、
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一緒に来てほしい」
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ミラの心が、
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揺れる。
◇
「……私の選択は?」
◇
カイは、
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微笑む。
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「君の心だ。
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俺は押さない」
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沈黙の後、
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ミラは、
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ゆっくりと頷いた。
◇
「……あなたと共に」
◇
二人の影が、
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重なり合う。
◇
街に、
◇
光と共に、新たな選択が生まれた。




