表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/50

022

# 第二十二話:仮面将、降臨


地下都市ノクス


炎の匂いが、


夜に残っていた。



その中心。



戦場が、


不自然に静まる。



足音。



一つ。



重い。



仮面兵たちが、


道を開いた。



現れたのは、


一人の男。



黒と金の仮面。



額には、


角の紋章。



《仮面将・ラグナ》



地下都市侵攻軍、


第一将。



「……やっと来たか」



屋根の上で、


カイが呟く。



血の眼が、


激しく疼いた。



――見える。



この男が動けば、


数百が死ぬ未来。



――だが。



切れない。



分岐が、


絡み合いすぎている。



「ほう……」



ラグナが、


空を見上げた。



仮面越しに、


視線が合う。



「血の眼の子か」



「噂より、


若いな」



次の瞬間。



地面が、


砕け散る。



衝撃波。



市場区が、


半壊した。



悲鳴。



ミラが、


瓦礫の中で



人を庇う。



癒しの光。



だが――



追いつかない。



ラグナの一歩が、



戦場のルールを変える。



「覚えておけ」



「これが、


“将”だ」



剣も、


魔法も、



届かない距離。



圧倒的な“格”。



カイは、


歯を食いしばる。



(今は……無理だ)



血の眼が、


一つの道を示す。



――撤退。



最小被害。



最大の屈辱。



カイは、


影に溶けた。



ラグナは、


振り返らない。



ただ、


一言だけ残す。



「次は、


本気で狩る」



その言葉が、


地下都市に刻まれた。




――戦争は、


新しい段階に入った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ