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オレつづ  作者: 木荃好葉
妖事~ようじ~編
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第六話 宇宙は無ではない

「……ここは?」


よし、とりあえず落ち着いて状況整理だ。

一体なにがあった?

気がつくと真っ暗な空間に飛ばされていた。ではここは?

……そうか、太谷と一緒に空に吸い込まれてしまったのか。ここがどこかは分からない。なら太谷はどこだ!?


「うぅ……はっ!ここは!?って、黒幕先生!」


良かった、太谷は後ろにいた。

まだ上手く体を動かせないようなので、急いで駆けつけようとするも自分自身上手く体が動かせない。


少しして、何とか太谷の所に行くことが出来た。


「……はぁ、無事だったか。良かった」


「えぇ、先生こそ……!ここがどこか分かりますか?」


そう言われ辺りを見渡すも、真っ暗でどれ程広いのかも分からない。が、そこら中から魔力を感じる。


「そうだな、魔物の手のひらの上とでも言うのだろうか」


その時、急に辺りが明るくなった。

あちこちに無数の星のような光が現れた。

そして最後まで星の現れなかった黒い地面がパッと消え、まだ状況が分からないまま謎の空間に投げ出されてしまった。

無重力……宇宙空間……!?いや、呼吸はできる。

ということは魔物の作りだした世界か……?


「先生……!一度その場に止まりましょう……!」


「あぁ!そうだな。いつ元凶が現れるか分からない以上、気は抜くなよ」


「はい!」


しかし予想外だった。

異世界に飛ばされたところで魔物との戦闘は予想していたが、まさかこれほど強力な魔物が相手となるとは……。

独自に世界を作ることが出来る魔物は、簡単に言えば上位一パーセント以下の実力者だ。何体かいる魔王でも難しいらしい。


「そうだ、太谷お前確か、太鼓も吸い込まれてたよな。今出せるか?」


「やってみますね!『天太召鼓』!……出せましたね」


よし、魔法は使える、魔力薬の準備もしておこう。

この今の身体は一般人の体、ただ魔物などの知識を持ったまま転生しただけだ。つまり魔力が無いので、魔法を使うことが出来ない。そのため一時的に魔力を体に発生させることが出来る魔力薬は常備してある。

……いつヤツと戦うことになるか分からないからな。


「よし、例え魔物が作り出した世界だとしても、この空間に終わりはある。最果てまで行くぞ」


「そうですね。いつ攻められるか分からないのなら、動けるうちに動いちゃいましょう!」


そうして無重力に苦戦しながらも移動を始めたが……。


「うーん、全然つかないですね……」


「あぁ。あまり移動の疲れというのは感じないが、とはいえ、今でちょうど三十分。先は分からないな……」


そこで次の作戦を二人で考えていると、どこかから声が聞こえてきた。いや、この空間自体が話しかけてきているのか……?


「ああ!やっと見つけた!君たち移動してたでしょ!まったく。あ、はじめまして、僕の名前はソラ。こっちはラソ。君たちが僕が誘ったお客さんだよね!」


子供のような無邪気な印象……これがこの魔物の正体か?

どこにいるんだ、姿が見えない。


「先生、敵の位置は分かりますか?」


「いや、どうしてもこの空間自体がそうなる」


また謎の子供が話しかけてきた。


「ねぇ、なにコソコソ話してるの?君たちは僕たちが逃がさないよ。僕たち、宇宙の忌族がね!あはは♪」


すると目線の少し先にあったいくつかの星の光がパッと消え、元の黒い空間になったかと思うとそこから口の付いた、鈍く黒光りする巨大な手が二本生えてきた。

これが魔物の正体……。簡単に二人とも潰されてしまいそうな程に大きい。

忌族か、聞いたことがないな。もしや魔物の中の階級か?


すると今まで話していた男の子……右手の口とはまた違う声が聞こえてきた。左手だ。


「ねぇ、お兄ちゃん。こいつらどうするの?」


女の子だ。幼い女の子の声。この手は兄妹なのか。

左手は少し考える素振りを見せると、こう答えた。


「そりゃあ〜全滅だよ。どうやらアウグさんとゼアルさんがやられたらしい。レンドさんとリーナさんも戦ってるみたい。生きてるのかなあ。遠くてわかんないや」


「ねぇおじさん、お兄さん。君たちは何人でここに来たの?」


妹の問いかけに太谷が答える。


「君たちに言えることなんて何も無いよ。そのリーナとか言うのが誰か知らないけど、オレたちの仲間が仮にいるとして、その人たちがオレたちの仲間にやられた保証はないだろ!!」


太谷の声が響く。音が反射しているということは壁はかなり近いはずだ。

ここはこの兄妹の支配下で間違いない。となると状況としてはかなり不利となる。

過去の経験から言わせてもらうが、領地を持つ魔物は、その領地内に罠を仕掛けている可能性が非常に高い。それにそもそもそこは支配者である魔物が最も熟知している土地である。今回の場合、ここは無重力で無限に近い広さを持つ。また、あちこちに光を発する小さな岩の塊が浮いている。

今回の得策は間違いなくここから出て外から敵を叩くことだ。動きにくく星が攻撃の邪魔だ。

太谷にゆっくり近づくと、小さく耳打ちした。


「太谷、壁は近いはずだ。どうにか外に出れないか……?」


「うーん、絶対では無いけど、魔法があまり効かない気がする」


勘だからと言ってはいけない。というのも、太谷の勘はほとんど間違えることがない。

こいつは勘で宝くじの二等を当て、勘でタクシーを使うのをやめたところ、そのタクシーがボッタクリだと言う報道が流れた。

こいつは一人で、そうやって生きてきた。


「と、なると物理か。物理はどうだ……?」


「……問題はあいつらの攻撃をかいくぐって行けるのか……。最悪、攻撃を避けようとして攻撃が当たるかもしれない……」


なるほどな。

ここは無重力空間だ。

宇宙で生身で生きられたかと一瞬考えたが、そこはコイツらによる都合が良い世界という事にしておこう。

とにかく、無重力空間においては、少しの風や衝撃でかなり飛んでしまうことになる。先程の三十分間である程度は慣れたが、まだ攻撃を避けられるか分からない。

仮にひとつ避けても、思った以上に飛んでしまうことで、また別の攻撃に当たるかもしれない。


「ねぇ、そろそろ良いかなあ?君たちがどういうつもりか知らないけど、どうせ君たちも、星になるんだよ?」


それってどういう……まさか……。まさかこの光っている無数の岩は……元々は……!


「お兄ちゃん、もう、色々話しすぎ。どうせコイツら、私たちの攻撃を避けられないんだから、さっさとやっちゃおうよ」


「そうだね。たたみかけよう!」


マズイぞ……!攻撃が来る!


「太谷、どこから攻撃が来るか分からない!注意しながら壁に向かおう!」


その時だった。


「いくよ、せーの『無数陣・火砲無数陣(むすうじん)火炎砲(マーズショット)』」


「うん。せーの、『針星(しんせい)』」


あちこちに赤い魔法陣が現れたかと思うと、その魔法陣から炎の柱が召喚され、一瞬にして視界が赤に染まった。

それだけならばまだマシだった。

妹の魔法……あちこちにある星から、無数の石の針が生え、移動が制限されてしまう。魔法で身を守らなければ。


「先生……!」


魔力薬をスーツの内ポケットから一本取りだし、素早く飲む。

無重力で液体が飲めるのか少し心配だったが、薬の中の魔力が上手いように作用したのか、そのままの状態を保ってくれた。

まったくこの世界は都合が良い。

……この薬が絶妙に美味くないことを除けばな。


「あぁ、『#38;97*69』」


二人の体が暖かい光に守られる。

渦巻く業火、鋭い石の針の両方が光に触れた瞬間消える。


「え、なんで?ねぇ、お兄ちゃん!なんで消えたの!?」


妹がかん高い声でそう叫んだ。


「分からない……けど、もしかしたら、これが……!」


「なに!?なんなの!?」


「僕たちが生まれるよりもずうっと前、古代の魔法だよ」


妹が何それ……という言葉を最後に絶句する。

そう、あれは古代の、原始の光魔法だ。

今のそれとは比べ物にならない程に完成度の高い魔法。


「太谷、この空間から抜け出すのは断念する。さっさとこいつらを倒すぞ!」


「はい!『天太遠雷(てんたいえんらい)』!」


「『#384@8#97』!」


太谷が真ん中の太鼓を叩くと、黄色の衝撃。ソラと名乗った兄の方の黒い右手に、一つの雷が太鼓からのびた。

そして隙を与えず原始の光魔法で作り出した雷槍を投げつける。

あちこちに飛び散る雷。

ソラの断末魔とラソの叫び声。

先ほどとは一転、辺りは炎ではなく雷に埋め尽くされた。


「うぅ、光魔法と雷魔法は違うはず……なのに……!」


「あぁ、まぁな。だが雷魔法は光魔法に最も近い。それに、誰も光魔法しか使えないとは言ってねぇだろ」


「僕は……。完璧な無になるんだ……」


「お兄ちゃん……?」


手だけなので表情は分からない。が、確実に焦っている。攻めるなら今だ。相手を焦らせてパフォーマンスを落とせば、どれほど強い敵でも多少はマシになる。

真に強いものは、相手に弱みを見せない人間なんだろうな。

そう思っていると。


「ラソ。今までありがとう。僕は今こそ無皇(むのう)様に近づく。僕は全てを捨てる。君のくれたこの世界もね」


「え?お兄ちゃん!?ちょっと何する気なの!?ねぇ!」


だがソラは聞く気がない。黙ってラソの方へ腕を伸ばし……その黒い腕を力強く掴んだ。

霧のように見えていたが、どうやら実態はあったようだ。余程強く掴んだのだろう。ラソの腕から出血する。


「ギャァアアア!痛い!お兄ちゃん!やめて!嫌だ!いーたーいー!やめてよ!ねぇ!イヤアァァァァアアア!!」


そしてラソの姿、声は突然パッと消えてしまった。

落ちた血も水に滲んだように消えてしまった。

空間が音を立ててひび割れていく。あちこちの星も煙となって消えていく。


「ソラ、お前……」


静かに痙攣していたソラがこちらを向く。


「ソラ……誰?君は……?敵?」


まさかこいつ、記憶を失ったのか……?

ソラの手のひらにある大きな口から、真っ赤のドロっとした血が垂れる。


その時気がついた。もうほとんどの空間が欠けてしまっていることに。

そしてとうとう空間が全て欠け、大空に投げ出された。


「黒幕先生!そのまま真下に!」


太谷が左端の太鼓を二回叩く。一回目に黄緑の衝撃、二回目に水色の衝撃が出現した。

すると真下に突風が吹き、吹き飛ばされたところの真下に生成された池に落下した。

太谷の天太は天候を操作するだけではない。通常の魔法ではできないような、例えば地形の生成などまでできるのだ。

本来着水したら、衝撃で体が持たないであろう高さから落下したが、太谷の魔法によって吹かされた風により大幅に落ちる速度が落ちることで無事に着水に成功した。


「ぷはっ!はぁはぁ、大丈夫か……?」


「はぁはぁ、はい!なんとか……!」


良かった、それにしてもとっさだったなのに良い判断だったと思う。間違いなく死んでいた。

そうだ、あの化け物はどうした?

……。

……アレはもう、ソラじゃない……。

そう思い上を見ると、先程までとは全く違う、太陽の光のせいでよく見えないが、とにかく歪な姿に変貌してしまったソラだったモノが不気味にうごめきながら浮いていた。


「うわぁぁあ!なんだあれ!!」


「太谷、落ち着け。一度水から上がろう。なにかの技の前兆かもしれん」


「そ、そうですね。分かりました……!」


そうして池から出た時、ちょうど太陽が雲で隠れ、ソラが見やすくなった。

ソラの姿はよく見ると変わり続けている!形も、材質も、色も……なにもかもが!

その物体はウネウネと脈打つように、ボコボコと膨れるように、どんどん体が歪になっていっている。

途中金属のようになったり、反対に綿のようになったり、白色になったり赤色になったり、黒に戻ったり……。


「大丈夫ですかね……アレ……」


「わからん……。元々別であったであろう妹を無理やり吸収したんだ、なんらかの反動かもしれないな」


実際その言葉の直後、ソラははるか上空で大きな叫び声をあげた。


「ギャぁああああああああぁあぁぁぁあぁああぁぁあぁ!!!やめろぉおおおお!!!」


その時脳内に声が聞こえてきた。ソラの妹の、ラソの声だった。


(お兄ちゃん!もうやめてよ!私はお兄ちゃんに反対する!私はこんなことやりたくない!だってコイツらを追い出すことはできたんでしょ?)


なるほど、ソラの脳内に語りかけているつもりが、ソラの今の魔力が強すぎて近くにいる他人にも聞こえてしまっている状態か……。


ラソは続ける。


(私はむやみやたらに殺戮を繰り返したいんじゃない!お兄ちゃんと二人で静かに暮らしたいだけなの!お兄ちゃんはどうか知らないけれど、私を取り込んだのなら少しは話を聞いてよ!)


なるほどそうだったのか。

だが、今のソラは聞く耳を持たない。

ソラははるか上空で大きく体をくねらせ、まるで耳元の虫を追い払おうとしているようだった。



「黙れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!」


もう一度大きく叫ぶ。その声にはもう、かつての妹思いで子供らしい、純粋な感じはまったく感じられなかった。


(そっか、お兄ちゃんはもう、お兄ちゃんじゃないんだね。それじゃぁ義兄ちゃん、ひとつ教えてあげる。義兄ちゃんは、絶対に無皇様には近づけないよ。まだまだまだまだ程遠い)


その瞬間、ソラはビクンと大きく体を痙攣させた。

そうか、ソラの目的は無皇に近くなること。そしてソラは今、それを妹に、脳内で直接否定されたんだ。

今こそ攻めるときなんだろう。

ずぶ濡れになって上空を眺めていることしか出来ないことに少し焦りを感じるが、今の身体ではしょうがない。


「そんな、違う……!だって全てを捨てた……何も残っていない……」


(違うよ。無皇様は感情も、言葉も、いや思考自体無いし、そもそも脳内に私がいる時点でダメ。そもそも、魔王様が許さないよ?忌族の分際で四天王になろうとするなんて)


四天王に、なろうと?


ラソはまだ続ける。


(私義兄ちゃんの中に居るから分かるんだ。義兄ちゃん、無皇様になろうとしてるでしょ。近づくだけじゃなくて。そんなのダメなんだよ?そもそも忌族の内の一体である私を殺しちゃった時点で失敗。大失敗。残念だったね)


ソラは、それこそ言葉を失った。


(義兄ちゃん。私は義兄ちゃんの事は許さない。ねぇ義兄ちゃん、私の能力ちゃんとわかってる?そっか、わかってないからこんなことしちゃったのか。もし本当にわかってたら私を取り込むなんてしないはずだからね)


ラソの能力……星から石の針を生やす技しか分からないから、なんとも言えんな……。そういえばなんなのだろうか。


(義兄ちゃんはどこかに実在する星をイメージした技だよね。さっき使ってたヤツって、火星っていう星が元でしょ?本当に火で包まれているのかは知らないけど。あのね?私はね?)


そう言って少し間をおくと、ラソは声色を不気味に変えて言った。


(触れている対象を星にしたり、それを操る能力なんだ♪)


「バカ……やめろ……こうなったら……!」


(バカは義兄ちゃんだよ。私を消したら元の義兄ちゃんに戻るだけ。むしろ、今度こそ体が持たないかもしれない。もう手遅れなんだよ。これは、魔物がやってよかった行動じゃないの。ね、義兄ちゃん♪私は、とぉっても苦しんだんだから、覚悟してよねえ♪)


「太谷、もう見るな。行くぞ」


ぼーっと上を見上げる太谷にそう告げる。

太谷は短く「え?」と言ったが、すぐに理解したのだろう。少し下を見ると、後ろに振り返り歩き出した。


(そう、あなたたち、聞こえていたのね。あのね、私はあなたたちにも見ていて欲しいの。このゴミが星になるところを)


そこで太谷を呼び止める。

ソラはもちろん、ラソがやってきたことも当然許されることでは無い。だが、それが死の直前であれば、少しは考えてやるべきではないだろうか。


(見ていてくれるのね、ありがと。じゃぁ……)


その直後のラソの言葉と同時に、ソラも操られているように口を動かし、そして同じ言葉を話した。


「(いい加減そろそろくたばれよ、ゴミが。『星成(せいせい)』!)」


その瞬間ソラの巨大な黒い体が渦を巻き、小さな点となった。この距離だともうほとんど見えない大きさだ。


(最後にあのうるさい耳障りな叫び声をあげると思っていたのだけど、良かったじゃない、思考を一部失えていたみたいよ?どうせこれで最期だけどね。今までありがとう。大好きだったよ?義兄ちゃん。……『塵爆星(ちりばくせい)!』)


ソラだった点がパッと消えた。

ほんの少し、1秒も経っていないが遅れて、大きな爆発音が聞こえた。


ソラとラソは、その技の名の通り塵となって大きな青空に消えてしまった。


「終わっちゃいましたね……。なんだか可愛そうにも思えました」


「まぁな。とりあえず無皇とやらを探すとしようか。道中でアイツらに合流出来ればいいな」


「そうですね……!」


煌めく黒い塵を背に、二つの人影は広大な砂漠を歩き出した。


二人は無皇を重く見ていたし、軽く見ていた。


二人は無皇の実力がどれほどなのか、正直不安に思っていた。


だが、まさか気配すら無であるなんてことは思ってもいなかった。


「………………………………」

どうも〜!木荃好葉(このうえこのは)です!

(((o(*-*)o)))イエーイ♪


宇宙の忌族たちは圧倒的強キャラとして長続きさせても良かったのですが、ソラを子供っぽくしたら勝手にラソを食べて吸収しちゃいました……。

実際は強いんですよ?もし詳しく紹介できる日が来れば紹介したいと思っております!


読んでいただきありがとうございました!


最後になりましたが、コメント等いただけると……!

嬉しいです、助かります!意見感想待ってます♪


それではまた!( ・ω・)/バイバーイ

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