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〜高校受験〜

佐東裕衣は月果市つきはたしにある東谷中学校に通う中学三年生で受験間近である。裕衣の目指している高校は偏差値70を超える国立の蒼歩高等学校である。一方で親友の谷山実音はスポーツ推薦で卓球の名門高校である高栄高等学校に進学する事が決まっている。ちなみに実音は卓球で全国大会に出場するほどの実力を持っている。そんなふたりは毎日仲良く登下校している。


「裕衣〜!!おはよう〜!!」


「お!実音、おはよう!!」


「裕衣って、いつ受験日なの?」


「ええと、来週の月曜日だよ。」


「え!もうすぐじゃん!!」


「そうなんだよねー!めちゃめちゃドキドキしてるんだよねー!」


「だよねー。私も受かるか不安だったけど、みんなが応援してくれたから、高栄受かったんだよー!私も裕衣の高校受かるように祈っとくね!!」


「ありがとう!!実音ー!!私、合格出来るように頑張る!!!」


裕衣はそう言って必ず合格することを実音に誓い、実音は裕衣の応援することを誓った。

そんな会話をしながら学校へと歩いていった。


数日後、裕衣は高校受験に挑むための準備をしていた。いつもよりも早く起きて、朝食を急ぎめに食べて身支度を整える。そして、いつもとは違う緊張感を持ちながら、自宅を出て、蒼歩高校へ向かって行った。蒼歩高校に着くと、受付を済ませ、いざ、受験の舞台へと踏み出した。

数時間後、満足そうな笑顔で裕衣は母親のもとへ帰ってきた。


「裕衣、試験には手応えあった?」


「うん!どの教科もしっかり解けて、面接も緊張したけど、自分の思いをちゃんと伝えられたよ!」


「そうか!良かったわね!!あとは、十日後の合否発表を待つだけね。」


「そうだね!合格してるといいな!」


「お母さんも祈ってるわ!」


と笑顔で母親と会話した。

翌日、裕衣は実音を迎えに、谷山家に向かった。「お!実音!おはよー!!」


「裕衣、おはよ!」


「昨日の試験、手応えどう?」


「結構良いよーー!!」


「おーー!!よく頑張ったね!!お疲れ様~!!」


「ありがとう〜〜!」


「十日後の合否発表待つだけだね!!」


「そうだね!!」


と話しながら、いつも通り登校したのだった。



十日後・・・・・・



裕衣はドキドキしながら、母親と共に蒼歩高校へ向かった。蒼歩高校には既に合否発表を待ち望む生徒でごった返しになっていた。

そして数分後、壁一面に数枚の紙が貼られ、一斉に自分の受験番号を探しに駆け出した。裕衣もそれに着いて行き、カメラのズーム機能を使って探した。


裕衣は一枚一枚丁寧に探していると、、、、



ついに・・・・・・



自分の番号を見つけた。


裕衣は嬉しそうな顔で母親のもとへ行った。


「合格したよ!!!!!」


「ほんとに? おめでとう!!!」


「ありがとう!!!!!」


「これで、ひと安心ね!」


「うん!」


と親子で喜び合いながら自宅へ戻った。

裕衣は自宅に戻るとすぐに、携帯を取り出し、実音に電話した。

着信音が何度か鳴ったあと、実音は電話に出た。


「もしもし?実音?」


「もしもし?そーだよ!!」


「今日学校来なかったよね・・・」


「ごめんね、合否発表で蒼歩高校行ってて!」


「あー!!そういうことねー!結果どうだった??」


「えーとね・・・・・・合格したよー!!!!!」


「ほんと??裕衣?おめでとうー!!!」


「ありがとうー!!!!!」


「これで、気楽に卒業まで過ごせるね!!」


「うん!!!」


と合格の知らせを出来た裕衣は笑顔で実音と一時間くらい電話で話した。


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