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200字小説シリーズ

言葉の泡

 微睡みの中で、詩人は考えた。


 言葉の海に溺れ、深く沈んで行く。

 ボゴボゴと白い泡を吐きながら、光の差さぬ暗い海の底へ。

 私が紡ぐ詩とはつまりその泡に過ぎず、この言葉が届くとき、私は既にこの世に居ない。


 水面へと届いた詩は、空気に触れた瞬間にパチンと弾け、煙のように一瞬で消えてしまう。

 その儚さを信じられる限り、私は泡を吐き続けるだろう。

 泡に包まれた私の最後の一息が、君の目の前で弾けるように、そう祈りながら。

フォロワーのElice.さん(@ElicePapillon)に宛てて書いたものです。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ポエミーな詩
2017/05/10 15:33 退会済み
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