1.状況を理解するために多少時間がかかる。その2
18時までこの世界の情報収集するため
妹と二手に分かれ、市街地の大通りらしき所を歩いていた。
この世界の人々は観る限り、ゲームや
マンガに出てきそうな、耳の尖った
金髪のセミロングのエルフ
肌の色が違うのは恐らくダークエルフだろう。
それと獣人、猫型、犬型、それと
ハーフ!凄くねマジ本当にいるんだ
マジ感動!異世界最高!
ただ世界は良いとしても視線が俺にやたら突き刺さる!そりゃそうだ
朝きたばかりはパジャマだった
その後、私服に着替えたのだ。
コーディネートといったら
グレーのパーカーにGパンそれに
履き古したスニーカー!
珍獣を観るかの様な視線!
正直怖え〜〜〜〜〜〜〜〜!
とりあえず一番肝心なのはこの世界で
言葉が通じるかどうかだ!
コミュケーション大事!
俺は勇気を振り絞って、道を歩いてる
エルフの女性に声をかけて見た!
「こ、こんにちは〜」すると
「こんにちは〜! 見かけない服装ね」
ふふっと微笑した! 笑われた
言葉通じたよ!よかったよ!ホッとしたよ!何とかなりそう!
大通りを歩いてると緑の円柱型の建物が目に入った!気になる!気になる
私気になります!
西洋風の建物が並んでいるところに
緑の円柱!何だこれマジこれ
入ってみよう!ダンジョン探索だ。
緑の円柱は近くに行くと思ったより大きく、10階建てのビルほどの高さがあった。入口は円柱状に一周するかの
様にガラス張りになっていた。
どっからでも入れるみたいだ!
恐る恐る、ガラスの扉を開けると底には円柱状に形を沿った本棚が天高く並んでいて上を見上げると中央が円状のガラス張りになっていて、陽射しが注いでいた!眩しい
下に視線を逸らすと、中央に金の淵どりをした青い円が見える。
何だろうと近づいてみると青い円から光が、「!!」恐怖を感じ後退りする
怖っマジ怖っ〜〜!
少し落ち着いて、近くにある棚の本を1冊とって読んでみた。が!!
開いたとたん何かの記号がびっしり
書いてあった!文字?コマンド?
どう見ても記号にみえるどうしょう
さっぱり読めない!
言葉が通じたことはよかったが、
この世界の文字が読めなきゃ生きるのに困難だ!どうしょうどうしょう
水曜どうでしょう?
それから3分間 思考停止した
「ねぇ、そこの君?大丈夫?」と
可愛らしい声が背後から聴こえた!
後ろを振り向くと一人の少女が
腕を組みながら立っていた。
ピンクのショートヘアーで左髪が長くアシンメトリーになっていて右耳には
蒼く長いピアスがワンポイントになっている 服装は白を基調にした軽装の鎧を身に纏い存在感をより増していた。
美少女降臨!ありがとう異世界!
照れ隠ししながら
「あの、その、大丈夫です」
「そう?怪しいわね。さっきエルフの女の子が不審者に声掛けられたって
通報があったから……」
(マジか〜〜!マジですかーー!
挨拶しただけで不審者かーーーい!)
「それにしても、珍しい服ね
何処から来たの?明らかにこの国の人
じゃないみたいね」とその少女は
マジマジと俺を覗き込んで来た。
「別に怪しい者では無いです
この国に初めて来たもので…」
「ふーーーん」と鼻で笑い
「怪しいわね。ちょっと君、私と一緒に署まで来て貰えるかな?」
やばいやばいいきなり捕まるなんて
マジやばい!こういう時は
「署まで行っても良いすけど、まず名を名乗るのが筋ってもんでしょ」
「そうね」「いいわ」納得し
「私の名はマシロ!
コーネマリア特別警備起動隊所属
第一部隊隊長であります」と敬礼!
特別警備隊隊長?エリートですか!
やばいのに目を付けられたな!
「名乗ったのだから署まで来てもらおうか」
急に態度が変わったな!変なスィッチ押しちゃったみたいだ。
「今度は俺の番です」と無理矢理
胸を張り!
「俺の名前は如月ケンジ!高校2年生」と精一杯名乗った。
「はい!キサラギケンジね 署まで来て貰いましょう」
名を名乗ったものの虚しく俺は署まで連行されることになった!
つづく