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「護王将軍はどうしますか」
ビーリアが続いて確認をする。これまでの話は、先に絶対敵わないという感覚を植え付けるということによって、攻撃を仕掛けてこないようにすることが目的だった。だが護王将軍はそれでも立ち向かってくる人物だ。それ用の対応も考えなければならない。
「叩き潰す」
それは何の混じりけのない本気だった。岩屋は、ただそれだけを言った。全員が沈黙し、凍り付き、次の語句を待っている。
「徹底的にな」
有無を言わせず、岩屋はその気迫で命じていた。
護王将軍を殺せと。




