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僕の異世界復讐話し  作者: 尚文産商堂


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89.

「ご出立ー」

 兵の一人が、突然叫ぶ。これを合図にして、ラグと岩屋はライタントと別れる。後は任せたと言い残して。

 荷物類は、すでに出発しており、奉城に着く直前に合流するようになっている。だから、ここでは人だけが動く事になる。先導者の騎馬兵2名、側壁としての騎馬兵4名、さらに後方にも殿(しんがり)としての騎馬兵が2名いる。また馬車の中には親兵がそれぞれ3人ずつ同乗し、側近として警備に当たる。騎馬兵は最後まで付き従うことになり、さらに周囲にいる歩兵たちは直城を抜けるところまでの護衛となる。それ以降は、騎馬兵と親兵のみが護衛としてつく事になる。そのため、出来るだけ休みなく、動き続けるということが求められている。また、大通りを中心に走っていく。

 先導者はそれぞれ、奉執将軍と奉葎将軍の軍旗を腰にさし、高々と掲げている。これは、将軍がいるという合図になると同時に、将軍がいるために道を開けるようにと言う意味もある。また殿は後方から襲われた時に盾となる役目がある。側壁も、横からの防御が目的だ。だが、いざとなれば岩屋自身も十分に戦うつもりだ。そもそもが攻撃を仕掛けて奉執将軍の地位を襲ることができたため、能力は十分だ。一方のラグはかなり未知数な範囲がある。岩屋はラグの攻撃を見たことが無く、その実力を測りかねている。それぞれに用意された馬車に乗りつつも、岩屋は守るのは自分を優先しようと決めるのであった。

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