888/4332
887.
「それで、体制はどうなってる」
岩屋はライタントに確認をする。ここでいう体制というのは、サザキを守るための警備体制ということに他ならない。
「全て整えております。警備隊長は特殊部隊長を充て、配下には、信頼に足りる者で、かつ必要な訓練を受けた者がついております」
すでに警備は始まっているらしく、岩屋はそれを聞いて少し安心した。ただ、油断はできない。
「もう少ししたら、全国に広まるだろうが……」
「どうしましたか」
今までとは違う声のトーンは、ライタントを緊張させる。
「前の奉王将軍は、捕まえられなかった」




