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「世界をどう考える。それは神と言ってもいいかもしれない」
岩屋は銃で狙っている第一秘書へと逆に尋ねる。
「知らんな」
岩屋へと、第一秘書と、そして奉楽将軍が答える。この世界には、神と言う存在はあってないようなもの。そもそも、将軍なる者が神にも等しいような独裁権力がある。そのため、宗教のようなものが発達しなかったのかもしれない。ただ、言葉がないというわけではなく、この答えは、二人がそのようなものを考えなくても今まで生きてこれたということの証左だろうと岩屋は考えることにした。




