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着陸への衝撃は、パラシュートと五点着地によって和らげる。攻撃がないため、やすやすと着地することができた。パラシュートをすぐさま外し、それから必要な武器を手に持って隊を集める。今回の指揮は岩屋が執ることになっていた。軍のほとんどが奉執将軍の所属であると同時に、奉楽将軍が部下という形になっているためである。陸軍がやってくるまでの間、移動しながらも岩屋は話す。
「作戦のための図は頭に叩き込んでいると思う。今回の目標は奉王将軍の捕縛。第一秘書の捕縛だ。生け捕りを第一とするが、個人ごとの判断で不可能と判断した場合、あるいは僕が命じた場合は、目標の殺害を許可する。奉王将軍は、おそらく執務室外にいることであろう。すでに脱出しているかもしれない。脱出が確認できた場合は、放送設備あるいは機器が置かれている場所を奪取し、占領するものとする」
これらは、今次の作戦の目標でもあった。




