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複数の砦は陥落した。その情報は、すでに奉楽将軍も聞いていた。
「失礼します、緊急の用件で奉執将軍が相談したいと」
奉楽将軍の執事が、奉楽将軍の執務室へとやってきた。そのうえで、ライタントからの話を奉楽将軍へと伝える。
「つなげてくれ」
前のテレビ会議と同様に、執務室の壁の一部が白い紙で覆われる。地図や侵攻計画などがかかれた紙の上にだ。
「あー、聞こえてる?」
岩屋の顔のドアップ画像が、真っ先に出てきた。
「聞こえてるぞ」
あ、という声とともに、顔は元の大きさへと戻った。




