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1チーム6人で歩哨をしていると、行方不明となる人はいなくなった。そこまでして危険を冒さないということであろう。ゴーンドーレスはそう判断していた。
一方、村の秘密会議所では、幹部が集まって今後の作戦を練っていた。
「……どうやら、こちらへと増援部隊が向かっているらしい」
「そうだろうな。我々が向こう側だとすれば、当然、見方からの増援を願うだろう。食料も不足しており、弾薬も、ぎりぎりの状態なのだろう」
「練習は、1人当たり3発までとなったそうだ。それでも、まだ3発も撃てるということであろうが」
大隊長が、そう話した。




