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僕の異世界復讐話し  作者: 尚文産商堂


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592.

「そういえば、部屋からこんなものが見つかってな」

 ゴーンドーレスと参謀長だけしかいない部屋で、ゴーンドーレスが小さな箱を取り出した。一目見ただけでは、単なる汚れた小さな小物入れにしか見えない。だが、ゴーンドーレスは、その蓋を開けて見せた。

「これは、発信機ではありませんか。そっrも奉執将軍閣下の開発されたものとは違うもの……」

 ハッとしたように、参謀長が顔をゴーンドーレスへと向ける。大仰に、ゴーンドーレスはうなづいて見せた。

「そう、前の主計長は、敵と通じていたのだよ」

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