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僕の異世界復讐話し  作者: 尚文産商堂


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582.

「……明日、軍団長へお出しする朝食は」

「こっちだ」

 ゴーンドーレスが仮眠室から遠いところにある、特別調理室へと案内する。仮眠室でもしも少年兵にこれからの話を聞かれても困るからだ。

「それで、歩哨の数名が行方不明になっているそうだな」

「お聞きになられておりましたか」

 明日の第一軍団長用の食事は3人分が全く同じ調理器具を使って作られている。2人分は予備と毒見用であり、あとの1人分が実際に饗されることになっている。

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