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僕の異世界復讐話し  作者: 尚文産商堂


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573.

「ふぅ」

 ゴーンドーレスは、ようやく自室へと戻ると、ため息をついた。いろんなところを見て回ったものの、これといって収穫がなかったからだ。完全になかったわけではないが、それでも薄い。良かったものと言えば、部下になった少年兵がとても良い子であるということぐらいだ。あの腕なら、あっという間に料理のレパートリーも増えていくだろうと考えていた。すると、ノック3回がなる。少し空いてからさらに2回。また少し空いて3回。

「入ってください」

 ゴーンドーレスがいうと、参謀長が様子を見に来たようだ。

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