僕の異世界復讐話し

569.

「どうしたのですか、このようなところへ」

　少年兵が第一軍団長に話しかける。

「いや、たまには一緒にいたいと思うてな」

　少年兵は、第一軍団長をみるとすぐに立ち上がり、座っていた席を譲った。すまないな、と第一軍団長はその席に座った。ゆっくりと椅子に座ると、近くにあったテーブルを持ってきて、少年兵の友人らとともに第一軍団長がその輪に入った。座ったらいいよと話すと、近くの椅子を引っ張ってきた。

「それで、軍務はどうなのだ」

　第一軍団長は彼らに尋ねた。