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「一理あるな」
テッセラは言葉を発する。実際、いまだに誰かが潜んでいるという危険性だってあるが、ここまで隠れる場所が少ない部屋であれば、天井裏であればいざ知らず、その危険性はかなり低いとみていいだろう。しかし可能性があればそれを排除する方向に動くことに越したことはない。特に今の状態であればなおさらだ。
「ともかく荷物をまとめて。宿を出るぞ」
「はい」
テッセラは報告を受けて、まずはと動き出した。ともかくベンターナが岩屋へと同じことを伝えているはずで、それであればさっさと引き払うことが優先されるべきだと考えたからだ。




