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「そういうものだよ、人間というものは」
といって、話を岩屋は切り上げる。ちょうど宿場町のはずれ、まだ街道が続き人通りも多く忙しく行き来をしている中で、客の呼び込みをしている宿屋を見つけたからだ。
「すまんが一つ聞いてもいいか」
呼び込みをしている男へ岩屋は声をかける。
「はい、何でしょうか」
「今から素泊まりでいい、2部屋は空いているか」
「はいっ、あいてますよ!」
ようやく客が来た、と言わんばかりの満面の笑みで彼は出迎えてくれる。
「すまんが頼む。明日は早く出るから朝飯もいらん」
「大丈夫ですっ。どうぞお入りください」
彼はドアを開けて岩屋たちを中へと入れた。




