4478/4541
4477.
結局岩屋たちは彼を利用して少しでも早く進むことを選んだ。まずは速度を優先し、危険があった場合はそのときに対処することとした。
その後は安全に進んだものの、車の乗り心地としては最悪の分類にならざるを得ないほどのものだった。さすがに高級車のようなものは期待なんてしていなかったが、それにしても悪いものになっている。
休憩をはさみつつ、岩屋たちが車を降りたのはかなり進んだところ、北の特別市であるボレールから街道を通り100キロメートルほど過ぎたところにある小さな宿場町だった。




