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僕の異世界復讐話し  作者: 尚文産商堂


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4445.

「しかし、貴方でよかった。まだわかっている間柄ですからね」

 老人は階段を上がりながら岩屋へと話しかけてくる。

「こちらとしても、完全な知らない人との付き合いよりも、わずかでも顔なじみの方が幾分かはましですから」

 ここです、と岩屋の言葉に笑いながら答えつつ、老人は扉の前に立った。

「ようこそ、会議連盟本部へ」

 本部というからにはたくさんの人でもいるのかと思いきや、ほんの数人ぐらいしかいなかった。ただ、一番気になったのは部屋の薄暗さでも、うずたかく積まれた何かのものらでもなかった。

「……これは焼き菓子の香り?」

 真っ先に岩屋が聞いたのは、トントュムを焼いた時の、あの香りがしっかりとただよってきたせいだった。

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