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「支社長、この部屋は?」
岩屋は単刀直入に支社長へと尋ねた。
「電信室と呼ばれている部屋だ。ここは特定の地点へと電信というものを送るためのものだ」
「どこかに聞かれたりしないんですか」
岩屋は疑問をすぐに支社長へとぶつけた。
「なに、この設備を持っているのはほとんどない。政府ならあるかもしれんが、その程度だ」
だから安心だ、と支社長は胸を張って答える。ただ岩屋には一抹の不安があった。
「政府も同じ設備があるのなら、こちらが電信なるものを送る際に政府側に聞かれるんじゃないですか?」
なおも食い下がっている岩屋を無視するように、支社長は女性へと指示を出していく。




