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つまり、軍裁判、行政裁判、一般裁判の3つの柱を作る。その3つの柱は一番上で一致しているということのようだ。
「最終的に、同一の裁判室で裁判が行われるということか」
「はい、それを予定しています」
「そうか、よし、ありがとう」
岩屋は、ライタントに言った。そして、全員を見まわして再び話す。
「よし、みんなありがとう。今後については、また、時期を改めて話していきたいと思う。クーデターという事柄があったとはいえ、あれのおかげで、欠点や弱点が洗い出せれたんだから、逆に感謝をしたいほどだ。では、解散してくれ。ああ、スカイハルだけ残ってくれないか」
解散の言葉で真っ先に帰ろうとしていたスカイハルを呼び止める。岩屋は、二人以外誰もいなくなった執務室で、じっとスカイハルを見つめる。




