4396/4423
4395.
リーダーが歩き出すと、サブリーダーが続き、ほかのチームメンバーたちが続く。
「ここにいても仕方ない、行くぞ」
リーダーがメンバーに伝えると、おう、とメンバーは静かに答えた。芝生広場から離れ、再びグルグルと歩き続けている人の群れに紛れていく。
建物の近くに来ると、誰かが1人で兵士に食って掛かっているのが見える。そこだけ人だかりになっていて、溜まり続けていた。ただの喧嘩ならまだしも、ここは軍事基地のど真ん中だ。それも、何かしらの厳重管理区域の最前線でそんなことをするというのは、今のリーダーにとっては願ったりかなったりだった。




