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436.

「今のところ、どのような感じなのだ」

 岩屋がライタントに尋ねる。何についてかがとっさに理解できなかったらしく、ライタントは答えられない。

「立法委員会についてだ。これで国全体をまかなえているのか」

「大まかにはつかめております。しかし、領地全体を統一的に統治する方法と、政庁を合わせ、分権的中央集権国家を目指す方向で考えております」

「ほう、それについては報告を受けていないがね」

 ライタントへ岩屋が攻める。一方のライタントも、この岩屋の性格を知っているため、答えはすぐに出てきていた。

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