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「条件とは」
話そうとしている岩屋に支社長が尋ねる。
「上層部が認めたという相手であること、次に相手がこちらのことを密告しないという確約があること、そして相手側が我々のことを受け入れること、最後に材料や物質を持っていったとしてそれを我々に向けて使わない確証を得ること。これらです。これらは、我々が反政府側からも政府側からも狙われるという可能性をできるだけ減らし、かつ我々が生き残っていくために必要なものと考えます」
岩屋はそういって小指以外の指を全部折って数えながら話していた。




