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支社長室を出ていく岩屋に付き従うようにして、アルダースや研究室にいたメンバーが歩いていく。
「必要なのは査察のときにごまかす方式、それと査察と同時に決起する騒擾用のもろもろ、最後に騒擾を起こした後の方針だ。これらについては、結局のところ、支社長がどう判断するか、と政府がどう鎮圧あるいは反応するかにかかっている。だがごまかすもの、騒擾用のものについてはこれから我々で準備ができるだろう」
「して、その準備というのは」
研究室用の扉を通り、研究員は階段を順番に降りていく。アルダースの質問に、岩屋ははっきりと言う。
「それを今から考えるのさ」




