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ふむ、と岩屋がつぶやく。報告書の次のページからは、軍の階級や兵科、組織などについてのページが数ページ続いている。それによると、クーデター後、新たに制定された奉執将軍が布告した法により、トップを奉執将軍、次席として陸海空軍総指揮官、そしてその下に陸軍長官、海軍長官、空軍長官の3人がいる。一般に将の階級にあるのはこの5人だけで、さらに将と呼ばれるのは岩屋が務めている奉執将軍だけだ。この下に佐官、校官、尉官などがある。それぞれの階級は官ごとに3つに分かれていて、それぞれが指定された官職に振られることになっている。
