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「よし、では軍事部門の話も聞きたい。現状と今後、また他将軍領についての説明を簡単でも詳しくでもいいから頼む」
「分かりました」
ビーリア・プローポが岩屋の指名によって一歩だけ前に出る。かわりにパイースが他の人らと同じ直線上へと位置を戻した。
「現在、クーデター以前の階級に少々手を加え、階級を制定しております。また兵科を拡充し、陸軍、海軍、空軍の3軍及び補給軍、整備軍、国境軍の合計6軍編制を敷いております」
ビーリアが手元にある報告書を一切見ずに、岩屋へと説明をしている。
