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4122.

「よし、出発だ」

 言いながら、行きと同じように大きな大八車にたくさんの荷物を積んで、それから一行はゆっくりと動きだす。出発地はオリトークにあるソーリス支社前。ここから再び山を越えて、ラシークス営業所に向かう。このラシークスに辿り着くまでが、岩屋たちの任務の期間となっていた。

「しかし、たった数日に滞在のはずだったが、もう何ヶ月もここにいるかのような感覚があるな」

 ガラガラと大八車を引いている隊員の横で、岩屋は輸送隊長につぶやいた。

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