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僕の異世界復讐話し  作者: 尚文産商堂


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4121/4172

4120.

「……わかった。こちらの組織には私から話しておこう。君らには一切手を出さない、と」

 マイアが岩屋の説得を受け入れた瞬間だった。

「ありがとう、君とは有意義な話し合いができたことに感謝するよ」

 肯定的な返事を聞けた瞬間に岩屋はにっこりとマイアへと言う。実際のところ、マイアの心中は岩屋にはわからないものの、少なくとも今の岩屋のようににこやかな形ではなく、苦虫を嚙み潰したような表情をしているところから、不承不承であることは明確だった。

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