表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4100/4161

4099.

 ゴチン、と何か固いもの同士がぶつかる音と同時に、男2人はその場で地面に沈んでいく。

「なんだ、この程度なんだ」

 死体蹴りのようにペロースはゲシゲシと複数回倒れこんでいる男の腹をける。ゲホゲホとむせる音が聞こえるが、起き上がってくることはない。

「あとはあんただけね。さあ、どうする?」

 リーダーの男を2人は睨みつける。

「このまま官憲にあんたらを突き出しても構わないのよ。あたしらはね。ただ、ここは穏便にコトを収めましょう」

 ベンターナがにこっと微笑んで声をかけるが、リーダーは懐から袋を一つ地面にたたきつけるようにしてペロース達に渡した。

「ど、どうか、これで勘弁を。おい、お前ら行くぞ」

 完全におびえた声で、リーダーは仲間を連れていく。いてぇよ、とか、泣いているような表情の男もいるが、どちらにせよ彼らは路地裏へと消えていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ