僕の異世界復讐話し

4071.

「どうでしょうか」

　見ている二人に店番が声をかける。二人には鉱物を見るための知識は一応ある。ただ、それが原石となれば話は別だ。少なくともこれがあれか、というよく見るものについてはわかるものの、それ以外になるとお手上げだ。

「これって、何なんですか？」

　そういうときには人に聞くのが一番だ。店番にペロースが聞くが、店番はわかるのとわからないのがあるけど、と前置きをしながら、それぞれの石についての説明を始めた。