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4045.

 店の中は少し暗い。ただ外から店が開いているのは、中に店主がいて、お客もいることからわかる。少なくともただ薄暗いだけだということのようだ。ドアに手をかけるまでもなく、45度くらい開いていた。中からわずかに冷たい空気が流れてくる。

「……いらっしゃい」

 わずかに機嫌がいいと見える男の店主らしき人物が、二人の前の客の応対をしながら声をかけてきてくれた。

「そこで待っていてくださいね」

 そう続ける。そこで二人は窓際にある、胸ぐらいのカウンターのところで待つことにした。

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