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4033.

「今はそれでいいでしょう」

 少なくとも老人に与えられた権限では、そう答えるのが限界だったようだ。

「では、そのように」

 岩屋も老人にこたえる。ホッとするのはその成り行きを見守っていたスカイハルだった。それでもようやく生暖かいとはいえ風が吹き始めるようになり、太陽からの暑さも若干ではあるが和らいできた。

「こちらの連絡について、まずは教えましょう。そちらのほうはソーリスの幹部に直接連絡ができるので」

「ええ、お願いします」

 老人の言葉に、岩屋はうなづいた。

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