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「思っていただけるのはご自由にしていただければ、岩屋京士郎さん?」
わずかとも風が吹かない草原の中で、さらに岩屋が動きを止める。
「……よくご存じですね」
「下調べもせずに、あなた方へと接触することはないと、もしもあなたたちならそう理解していただけるものかと存じます」
「さすが会議連盟。あのアホンダラとは大違いだ」
あの店員らのチームのことを指して言っているのだろうが、おもわず口が悪くなってしまうスカイハル。それに対して冷静さを失わないように岩屋はつづけた。