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「はぁ?何を言ってんだ」
入り口にいる3人のうちの1人が持っていた武器のナイフの刃を岩屋へと向ける。明らかに脅しが効いていないことに驚いている顔だ。
「今までのやつらはこうやって言うことを聞かせていたのだろう。だが僕らにはまったくもって効かんぞ。これが最後の警告だ、そこを退くんだ。今ならまだ誰もケガなく帰ることができる」
スカイハルは岩屋のすぐ後ろに立って、入口のところの連中に声をかける。岩屋はゆっくりと入口に近づいているが、残り3歩くらいといったところで立ち止まった。




