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3983.
ゴーンゴーンと遠くで鐘の音が聞こえてくる。
「市庁舎の鐘ってこんな音だったんだな」
「そのようですね」
腕時計はとっくに動いていない。だがそれでも今がだたい12時だということは、おおよそ把握できる。あのとき言われてから岩屋とスカイハルは、一度旧市街をふらついてその時が来るのを待っていた。そしてようやく鐘の音が聞こえてきて、その時がやってきたことを悟る。
「……しかし、なかなか時間つぶすのにもこのあたりは苦労するな」
岩屋は歩きながらスカイハルにつぶやいた。
ゴーンゴーンと遠くで鐘の音が聞こえてくる。
「市庁舎の鐘ってこんな音だったんだな」
「そのようですね」
腕時計はとっくに動いていない。だがそれでも今がだたい12時だということは、おおよそ把握できる。あのとき言われてから岩屋とスカイハルは、一度旧市街をふらついてその時が来るのを待っていた。そしてようやく鐘の音が聞こえてきて、その時がやってきたことを悟る。
「……しかし、なかなか時間つぶすのにもこのあたりは苦労するな」
岩屋は歩きながらスカイハルにつぶやいた。
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