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道は意外と長かった。丘を右へ左へと行ったり来たりをさせられながらゆっくりと上っているせいだ。まっすぐ上がっていければ5分かかるかどうかぐらいで小屋へとたどり着くことができるだろう。だが、丘をぐるぐると回るようにして上っているおかげでまるまる30分はかかっている。ただ疲れた気配を見せてはいない。少なくとも、まだまだ二人は歩いていけるように、体力は残していた。
「……ん?」
まず声をかけたのは向こう側だった。
道は意外と長かった。丘を右へ左へと行ったり来たりをさせられながらゆっくりと上っているせいだ。まっすぐ上がっていければ5分かかるかどうかぐらいで小屋へとたどり着くことができるだろう。だが、丘をぐるぐると回るようにして上っているおかげでまるまる30分はかかっている。ただ疲れた気配を見せてはいない。少なくとも、まだまだ二人は歩いていけるように、体力は残していた。
「……ん?」
まず声をかけたのは向こう側だった。
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