僕の異世界復讐話し

3974.

　テッセラたちと別れた後、スカイハルと岩屋はダリウムへと向かって歩いていた。

「……このあたりから町がさみしくなるな」

「そうですね、このあたりが旧市街の端、ということになるでしょうか」

　草原部も増えてきたころ、岩屋はスカイハルへと言っていた。旧市街も端っこにきて、そろそろ建物もさみしくなっている。墓場だというぐらいあって、町の端、当時の市域のギリギリの範囲のところに置かれたのだろう。もっともすでに墓暴きは完了しているそうだが。