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3950.

「そうだね、君の話を聞いたんだ。私の方の話も簡単にしておこうか」

 そういいながら、どうしようか、と特別市長は考えているようだった。ただ何を話すかを考えている間にも、なにか静かなのはさみしいらしい。君の方は……と何かをテッセラへと尋ねることにしたようだ。

「君もここに長居しているだろう。どうだい、君の方はこれから何か予定でもないのかい」

「いえ、もうしばらくは大丈夫です」

 言いながらも今の時間を知るすべが、テッセラにないことに気づいた。

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