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3948.

 およそ30分ほどでテッセラの話は終わった。その間、特別市長は一切口を挟むことなく、うなづいたり驚いたり相槌を打ったりしながら聞き続けていた。

「……素晴らしい、君のような話を聞きたいがために、ここにいるんだ」

 話し終わると、特別市長は拍手をして、テッセラに謝意を表した。

「これぐらいしかお話しできませんが、これで喜んでいただけるのでしたら、こちらとしてもうれしいですね」

 テッセラは笑顔で特別市長へと答えた。

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