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3906.

「ここは単なる休憩室なのか。なにか食べ物でも出しているわけじゃないんだな」

「そうだな、昔は屋台のようなものも出ていた時期があったんだが、今はさびれているな。代わりに、政府軍のやつらがここでたむろしていることがたまにあるらしい」

「……らしい?」

 岩屋はその語尾にくいつく。輸送班長も実際に会ったことはないんだが、と前置きをしながらも、話した。

「このあたりは人がさほど来ないということもあって、秘密の会合にも使われているそうなんだ。そのときに、軍人を見たという話を聞いたという噂だ」

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