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僕の異世界復讐話し  作者: 尚文産商堂


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3893/4202

3892.

 日没まで30分ほどに迫ったころ。まずは護衛班員らがそれぞれホテルへと戻って来た。周辺のところを見回って、少しばかり買い物をしたぐらいで帰ってくることとなった。

「……おお、こんなのが売っていたのか」

 岩屋はフロント前のところで、何をみんなが買ってきたのかを確認していた。

「ええ、二束三文で売りに出ていました」

 持っているのは水晶だ。ただ中身は白く濁っていて透明にはなっていない。それに、球体でもなくて、掘り出されたままの、ゆがんだ六角柱になっている。

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