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僕の異世界復讐話し  作者: 尚文産商堂


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3885/4202

3884.

「その旧来からの地域はどこにあるんだ」

「なんでもここが旧市街と呼ばれる前からの市域ということで古市街と呼ばれている。場所としては、旧市街の隅に当たる、このあたりだな」

 輸送班長が、岩屋が持っていた地図の一角を指す。まだ城壁の内側であるが、大街道からは離れ、路地という程度の道が通っているに過ぎない、もはや村というべきありさまである。

「大昔にはここが中心地だったそうだが、今となっては跡形もないだろうな」

 見る価値もないぞ、と輸送班長が重ねて岩屋へと言った。

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