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「宿泊施設はいろいろあるんだろう。ここ以外にも」
「そうだが。ここはこの都市の中でも一番高いとして有名だからな。定宿にしているのは数えるぐらいの会社ぐらいだろうな」
そのうちの一社がソーリスだったということなのだろう。それだけ大きい会社ということらしい。
「じゃあ、大街道を歩いていた人らは、もっと安宿へ泊るということか」
「宿はこの中心部でもあと2つ、どちらもかなり高い分類になる。この宿泊施設ほどではないがね。ほかは周辺部に行くにつれて安宿が10か20かあるぞ」
行きたいなら案内するが、と言われたが、岩屋は輸送班長の提案を断った。




