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「こちらに」
懐から袋詰めされたものを取り出す。あのときにもらった割符だ。それを合わせた形で男女のイラストの面を表にして、職員へ提出した。職員は検めます、とだけ輸送班長に告げると、そのまま席を立って近くにいた別の人に割符を見せていた。どうやら不正がないかを確認しているらしい。
「少しかかるのか」
「いや、もうすぐ終わるだろう」
慣れているのか、岩屋の言葉に輸送班長はあっさりと答えた。その回答が終わった直後、輸送班長のところへとさっきの職員が帰って来た。
「こちらに」
懐から袋詰めされたものを取り出す。あのときにもらった割符だ。それを合わせた形で男女のイラストの面を表にして、職員へ提出した。職員は検めます、とだけ輸送班長に告げると、そのまま席を立って近くにいた別の人に割符を見せていた。どうやら不正がないかを確認しているらしい。
「少しかかるのか」
「いや、もうすぐ終わるだろう」
慣れているのか、岩屋の言葉に輸送班長はあっさりと答えた。その回答が終わった直後、輸送班長のところへとさっきの職員が帰って来た。
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