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僕の異世界復讐話し  作者: 尚文産商堂


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3859.

「今度はどこに行くつもりだ」

 岩屋は横で歩きながら輸送班長へと尋ねた。

「荷物も預けて身軽になったからな。今度は、市役所に向かう」

 大街道はかなりにぎわっている。岩屋たちは、そんなにぎわっている人らの一部となりつつ、歩みを止めることはない。

「市役所?」

「市庁舎だ、この特別市の行政と立法を兼ねた建物だな。だが、こういう時じゃないとこちらも行くことがないなぁ」

 知らないのか、とため息交じりに輸送班長が教えてくれた。

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